だだもれ人生

指の間からこぼれ落ちる生き様
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本日2/19はボン・スコットの命日…ということで先日購入したAC/DC本を読む。

AC/DC (rockin’on BOOKS)AC/DC (rockin’on BOOKS)
ロッキングオン編集部

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ロッキング・オンのアーティスト・ブックス。奥付を見ると2010年4月発行とあるから、去年の奇跡の再来日にあわせて出版されたようだね(全然知らなかったが)。

内容としては、アルバム解説と主要メンバーへのインタビューを元にしたドキュメント・ヒストリーが大部分を占めている。

アルバム解説にはすべて伊藤政則の「語り」が入る。AC/DCといえばこの人ですな。解説自体は別の人たちが書いていて、それと内容的に被るのだけど、MASA ITOが語ると、なンというかリアルなのよね。バンドの歴史を生で見てきた人の強み、重みがあってイイすなぁ。

解説は数人の評論家で分筆されている。短いながらも細かく1曲ごとに触れている点がいいかな。ワタシみたいな音楽知識の足りない人には簡単な説明でも嬉しいものだ。


本書の目玉はなんといってもドキュメント・ヒストリーだろう。バンドの誕生からボン・スコットの死までが第一部で、ブライアン・ジョンソンの加入と世界的な成功、低迷期、そして復活から現在までが第二部。

第一部はボン・スコットのエピソード満載。酒と女。ダーティ、そしてワイルド。ロックンロールそのものの人生。死後30年を経てもなおファンを魅了し続けるのも頷けるのだった。

ワタシはブライアン・ジョンソン大好きなので、ボンが持ち上げられればブライアンの影が必然的に薄くなると思えて、ボンに対してちょっと複雑な感情を持っていたのだが、ブライアンがボンの声について語る部分があって、

「マジであの声はすごいよ。ダーティでいやらしくて、多分、ブルース界で一番いやらしい声だと思う」

これ以上ないってぐらいに的を得た表現に目ウロコだったが、ブライアンが語っているという点がなによりも素晴らしいと思う。ボンは良き理解者を後任に得たのだね。二人に直接の接点はなかったけれど、強い信頼で結ばれているのだなと思えてくる。ファンとしてもどっちが優れているだなンて不毛の考えは捨てようと思った。

アンガス・ヤングも語る。ボンほどのダーティなヤツは他に知らない、ボンが加入したことでAC/DCに個性が生まれた、のだと。ロックン・ロールが人生だった男の魂が今もAC/DCというバンドに宿り続けている。そして今後もロックン・ロールを追求するバンドにとって、ボンは永遠の目標なのだろう。

フランクな口調で下品な冗談を連発しつつ昔話を語るヤング兄弟やブライアン。
屈託が無くて全然飾らない。いい~オッサンたちだ。
しかしひとたびステージに立てば、自分たちが追い求める音を愚直なまでにかき鳴らし、ひたすらにファンを楽しませることに全身全霊を傾ける。鋼鉄の意思と純粋なロック魂。なんとまぁカッコヨクてイトオシイ存在なのか。


日本ではAC/DCに関する書籍は滅多に無いので希少価値があるが、それを抜きにしても、バンドの魅力を存分に詰め込んだ本の帯にあるとおり「バイブル」だと思う。
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2011.02.19.Sat 23:29 | 音楽 | trackback(0) | comment(0)
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